月はどっちにでている

生涯料理人のオヤジが亡き嫁さんの想いを綴ります。

今夜の月はどっちにでている?

浅草の揚げまんじゅう

牡蠣フライの次は菓子の話で。


ごめんなさい、食べることばっか。


嫁さんは東京、向島育ち。


粋な町です。


叔母が置屋を経営していて養女に貰われていった。


しかし、嫁さんは稽古事には向かなかったみたい。


そして、なぜか磐田へ。



・・・


嫁さんの大好物は浅草の揚げまんじゅうだ。


ふたりで浅草に出かけ頬張った。


美味しい!


あの、嫁さんは和菓子よりも駄菓子派。


黒棒名門とか(笑)


クッピーラムネ!


俺は干菓子が好きだ。


金沢の落雁とか京都の干菓子。


京都の干菓子は綺麗だね。


松葉の落雁があしらってさ。



五色豆は嫁さんだ。


栗羊羹はみんな好きだった。


そうだ!


祥月命日にはダロ君が揚げまんじゅうを贈ってくれるんだ、有難い。


嫁さんへ供えて、みんなで相伴する。


駄菓子屋が好きな嫁さん。


今は数少なくなってしまった。


浅草かあ...


懐かしいな、寂しくて行けないだろうな。


向島へも。


俺は日本橋だけでいいや。


でも、そこにはフィリピンパブが無いんだよね(笑)


多分、下町には存在してるかな。


おいおい、菓子の話だろうが。


小布施の栗の落雁が食べたい。


金平糖は振り出しに入れればお洒落だ。


割とね、拘るんだ。


銘々皿で黒文字とかさ。


落雁には懐紙を。


夫婦で楽しむだけなのに、練り切りには縁高を使ったりしてさ。


遠州森町か川根茶で。


なのに、今はどうか。


袋から、箱から、取り出してパクつく。


ああ、菓子が可哀想だね。


なんでも、億劫になってしまったのさ。

牡蠣フライの出回る頃

お盆休みを除いて夏場は売り上げが上がらない。


食欲も失せるだろうな、クソ暑いとさ。


牡蠣フライの出回る頃、忙しくなる。


今日の昼もバタバタしたなあ。


人間ってさ、私、食欲が無いの?


て、言うだろ?


伝染するんだよね。


私もよ。なんて、


冷たいお蕎麦にしよう?


そうね、


そんな感じ。


牡蠣フライ食べたいね?


うん、食べたい!


ってことも。


牡蠣フライ、都会で単品で頼んだらさ、500円でした。


が!なんと1個だった(笑)


これは事実の話。


六貫なら3000円じゃないか!


てか、セコイ、商売してると。


・・・


まあいいか、他店の方針だから。


ああ、煮豆や神戸牛を供えてあげたから忙しいのかな。


ふと、思ったよ。


同時に、お前は死んじゃったじゃん?


ズルいなあ。


と思った。


30年も一緒に仕事してきたのに....


俺を働かせて、ズルいなあと思った。


もっと、続くと思っていたさ。


これからも、まだまだね。


そう思うと、ヤッパ割り切れんな。


俺はあと何年、頑張れるのだろう。


寂しい。

茶会なんて・・・

茶会には広間の席、小間の席、立礼の席、野点の席など豊富である。


献茶式も。


しかし、これらも一部にすぎない。


それぞれに趣向、意味合い、景色がある。


亭主(主)の趣向を、ただ楽しみ、相伴すればいい。



が、ケチをつける人間は必ずいる。


いま、点前違ってたよね、


あの掛け軸は贋作?


正客の茶碗なのに安っぽいよね、


この流派はこんなものね、


いるんだよね、ひそひそ話する人。


それでもって、亭主へは良い御道具で感激しました。


なんて言ってる。


まあ、お茶の世界は陰険である。


もてなし?


喫茶去の心なんてさ、嘘ばっかりだ。


人はあら探しが好きだ。


このブログにもね。


LINEみたい、LINEのおしゃべりに過ぎないとか・・


仲間同士でワイワイやってるだけ、とかさ。


それがどうした!


俺はともかく(笑)


他のブログのあら探しをする人はいない。


ペンちゃんからメールが入った。


私のことで皆さんへ迷惑をかけたので少し自粛しますと。


理不尽な出来事だったと思う。


申し訳ないです、ペンちゃん。


茶会での亭主へのひそひそ話。


LINEのようなブログ。



亭主も、主も社中もそれで良ければいいじゃないか!



閉ざされた心へ青空が少しだけ光っている。


心の月が照らされれば、それでいいんじゃないか。


別に仲間だけじゃないし、門は開いているんだから。



そう、LINEのやり取りようなブログと言われたこと、不愉快である。


俺はね、大好きだけどさ。


皆さん、これからも美味しいお茶を頂きましょうね。